全国各地にある旅行代理店で募集を受け付けているパッケージツアーのなかのスノボーツアーは、通常はバスや電車の座席と現地のホテルの客室の双方のチケットを組み合わせたものといえます。そのため別々にチケットを購入するよりも格安で取得できるほか、予約を個別に入れる手間もなくなり、スノボーの愛好家にとってはかなり便利なものです。しかしこのようなスノボーツアーを申し込むにあたって気をつけなければならないことは、1名だけでは受け付けられないツアーも存在していることです。これは現地で宿泊するホテルや旅館の部屋が2人1室などの区割りになっていることから起きるもので、実際に多くの場合、スノボーツアーは友人知人と連れ立って何名かで出かけている人が多いといえます。
逆に旅行代理店で注意深く探してみると、1名からでも参加可能なことを売りにしているものもみられます。こちらはホテルや旅館も完全個室となっていますし、バスの座席も基本的に1名が前提で配置されますので、気兼ねすることなく申し込みができます。ただしこのような単独参加が認められないケースがないわけではありません。たとえば小学生などが保護者に引率されるのではなく、あくまでも一人で参加する場合などが典型的なものとして挙げられます。
小学生のように責任能力がない世代の参加は、万が一にも途中の本人の行動で他人への損害賠償の必要性が生じるなどしたときに、旅行会社として責任が負えなくなることが理由です。