若者から支持を集めるスノボーは冬のシーズンの代表的なスポーツですが、全国の旅行代理店ではこれらの愛好家を意識したスノボーツアーを盛んに募集しており、現在では東京などの旅行会社が代理店を経由せずに直接スマートフォンやパソコンからインターネットを使って募集することもあります。このようなスノボーツアーにもいろいろと種類があり、たとえば目的地となるゲレンデがどこに所在するのか、電車とバスのどちらの交通手段を利用するか、ボード貸し出しなどのオプションが付いているかなどがその種類を分ける目安となりますが、もうひとつ忘れてはならないのが、そもそも宿泊が付いているのかどうかです。ゲレンデといえばほとんど例外なく高い山々が連なる場所に位置していますので、これまでの常識では少なくとも1泊は現地のホテルや旅館、ロッジなどに宿泊をしつつ楽しむのがセオリーでした。ところが現代では高速道路のネットワークが発達し、地方部にまで立派な高速道路ができていますので、宿泊をわざわざしなくても、都心部からそれほど時間をかけずにアクセスすることが可能です。
このような状況を生かして、朝早く都心を出発してそのまま高速道路でまっすぐゲレンデに向かい、日中は自由行動でスノボーを楽しみ、夕方にまた帰宅の途につく方法で日帰りツアーを実現させる取り組みも生まれています。日帰りの場合は仕事や学校を平日に休まなくても、正規の休日を使うだけでスノボーが楽しめるというところから、日頃忙しい人にとってはかなり人気で、料金も安いのが特色です。